一人でインタビューをやってみた
私:今回は一人二役でインタビューを行うとのことですが、きっかけを教えていただけますか?
私:雑誌を見てみると、よく有名人や成功者がインタビューを受けているページがあるじゃないですか。こういうページに映っているだけで、その人がより一層大物に見えてくる。そんなことを考えたことってありませんか? 僕も幼少期は、そんな大スターに憧れてきたんですけど、僕に密着しようと考える酔狂な人はそうそういないでしょ? だったら自分でしちゃえばいいかなって。
私:え? それって何の意味もないですよね?
一同:(笑)
私:僕が肺呼吸を始めたのは、ちょうど僕が産まれた時ですね。それまでは親の仕送りでなんとかしのいできました。
私:何が送られてきたのですか?
私:酸素や栄養ですね。へその緒を通して受け取っていましたよ。
私:肺呼吸を続けて、何年くらいになりますか?
私:かれこれ、もう二十年以上になりますね。今でも続けていますよ。
私:鼻呼吸が苦手だと伺っていますが。
私:否定はしません。普段は口から酸素を吸ったり、二酸化炭素を吐いたりしています(笑)
私:心臓はいつから動かしていますか?
私:胎児の頃からです。この頃は反抗期だったらしく、母に殴る蹴るなどの暴行を働いたこともありました。お腹に暴行を加えてましたね。
私:それは壮絶な過去でしたね。今はお母様とは上手くいっていますか?
私:少なくとも、暴力を振るうことはなくなりましたね。あの頃は友達も一人もいなくて、趣味も何も無かったんですよ。あの頃と比べたら、今は充実したなぁと思います。
私:丸くなりましたね。
私:はい。暴行をやめ、肺呼吸を始めた時は、毎日泣いてばかりの日々が続きました。
私:ご苦労様です。
私:まあ、今はかなり安定してきましたけどね。
私:チョモランマンさんにとって、肺呼吸とはなんですか?
私:死以上生未満です。ただ息をしているだけでは、生きているとは言えませんから。
私:本日はありがとうございました。またお話を伺えると幸いです。
私:ありがとうございました。