人間の新生児の泣き声と猫の鳴き声の比較

 人間の新生児と猫の共通点は、空腹時になき声をあげて食事を催促してくるところにある。元来、新生児や猫が可愛いとされているのも母性本能を刺激する容姿のバランスをしているからである。今回はAudacityというソフトを使い、人間の新生児の泣き声と猫の鳴き声の違いを可視化してみた。

f:id:Chomolungman:20200905111443p:plain

上が猫、下が新生児

……特にこれと言った類似点が見当たらない。しかしそれもそのはず。私がYouTubeで拾ってきたフリー音源は、泣き声や鳴き声を繰り返しているものである。そして、その頻度や回数は一致していない。そこで、一回分だけの音声同士を比べてみることにする。

f:id:Chomolungman:20200905111936p:plain

猫の声のビブラートが凄い。そこでPaulstretchという機能を使ってみることにする。これは音を引き伸ばす機能であり、これを用いればビブラートを軽減することができるのだ。

f:id:Chomolungman:20200905112234p:plain

かなり類似した。やはり本能に訴えかける「催促の声」は似た波長を持っているのだろうか。双方が哺乳類であればなおのこととでも言うべきか。自力で生きられない個体は強者に媚びることで生き伸びるのである。

 

 さて、ここで信憑性のない記事であれば「猫は知能が高いので人間と似通った生態を持っていてもおかしくはない」とでも言うのだろうが、当ブログは違う。何しろ猫の知能はさして高くないからだ。

www.discoverychannel.jp

ディスカバリーチャンネル曰く、猫のニューロンはたったの2.5億個だ。一方で、犬のニューロンは5.3億個にも匹敵する。猫のふてぶてしい態度や人間を振り回す様を見て「計算高い」と考える者は多いが、単に人間が猫を甘やかしているだけのことである。人間の新生児に振り回されている親を見て、あなたはその新生児を賢いと思うだろうか。私はそうは思わない。ここで重要なのは、私がソースとして提示した外部リンクはTogetherでもNAVERでもなくディスカバリーチャンネルの公式サイトであるということだ。流石にソースに信憑性が無いとは言わせない。動物にまつわる情報でこのサイトを信じることが出来なかったら、もはや我々は何を信じて生きれば良いのだろう。無数の情報がひしめき合うインターネットにおいて、有力な情報源を得るのは非常に難しい。

 

……猫の手も借りたいほどに。

 

 結論。新生児も猫も知能は低いが、母性本能を刺激することに特化した声をしている。